購入したPixel 7 ProのRoot化とCustom Romの導入をしたのでメモがてら纏めておきます.
まずはBootloader Unlock
これまでXiaomiのスマートフォンばかり利用してきたのでBLUをするためには1週間の制限がありましたが,Pixelにはそういった制限がないので手元に届いてすぐに行うことが出来ます.BLUをするとセキュリティの関係上初期化されてしまうため,1週間の制限がないのはとても助かります.
まず初めに設定アプリ内のシステム->開発者向けオプションからUSBデバッグとOEMロック解除を有効にします.
続いてPCとスマートフォンを接続し,下記のadbコマンドを実行します.
adb reboot bootloader
あるいはスマートフォンの電源を消し,電源ボタンと音量下ボタンを画面が点くまで押すことでブートローダーを起動できます.
fastbootモードが起動したら次のfastbootコマンドでブートローダーの解除を行います.
fastboot flashing unlock
「Fastboot flashing unlock waiting for any device」というエラーがコマンドプロンプト上で出るときはPCでデバイスが正常に認識されていないので,公式サイトからUSBドライバーをダウンロードし,中にあるandroid_winusb.infの右クリックメニューからインストールしてください.
コマンドが通ると注意書きと説明が表示されるので音量ボタンを押してUnlock the bootloaderに切り替えて電源ボタンで決定します.
間違えていなければDevice stateがunlockedに切り替わります.
このまま電源ボタンを押すか下記のコマンドを通すとスマートフォンが再起動し,工場出荷時の画面が常時されます.
fastboot reboot
Custom Romの導入
標準RomのままRoot化する際はこの項目はスキップしてください.
念のために初めにデバイス上のデータを削除します.
fastboot -w
導入したいRomのzipファイルを用意します.私は早いうちからサポートされていたCorvusをダウンロードしました.
以下のコマンドをfastbootの画面で入力します.
fastboot update rom.zip
コマンド実行後何回か画面が切り替わりますが,終了するまで触らないようにしてください.
最後に端末を再起動すれば導入完了です.
fastboot reboot
Root化
続いてRoot化です.基本的には前までの方法と変わりませんが,初期がAndroid13のデバイスはboot.imgではなくinit_boot.imgに変わったようです.
Custom Romの場合はインストール時に使用したzip内にあるinit_boot.imgを,公式Romの場合はFactory Imageをダウンロードし,init_boot.imgファイルをスマートフォンのDownloadフォルダなど適当な位置にコピーしてください.
続いてMagiskをダウンロードしインストールします.githubから落としてもいいのですがより最新のものがほしければTelegramから入手できるMagisk Alphaがおすすめです.
Magiskを起動し,Magiskの右にあるインストールボタンから「パッチするファイルを選択」を選びコピーしたinit_boot.imgを選びます.
パッチが完了するとフォルダ内にmagisk_patchedで始まるimgファイルが保存されるので,パソコンにコピーしてください.
このimgファイルをfastbootモードで下記のコマンドを実行して焼くことによりRoot化が完了します.
fastboot flash init_boot magisk_patched_*****.img
以上でRoot化は完了です.
お塩を少々…
まあこのままでもRoot化は完了しているんですがこのままでは一部銀行アプリなどが起動できないので…
この辺をインストールすることで幸せになれると思います,はい.
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