RadeonのAdrenalineが不安定だよというお話

ソフトウェア

今日はAMD Software: Adrenalin Editionを25.6.1や25.6.3に上げてからexplorer.exe上(デスクトップやフォルダ内の操作)で右クリックをすると強制的にAdrenalinが起動する、それをなんとかしたいという話です。

私の環境と海外での情報について

前提としての私のPC環境

現在の私のメインPCの環境ですが、メインGPUとしてRTX 5090、サブGPUとしてRX 9070 XTを使用しています。Nvidiaのドライバの相性が特にひどく、576.xxのドライバを入れるとPCが突然フリーズしてブルースクリーン等も出ずにカーネルレベルでクラッシュするので572.83からアップデートできません。

因みに、NvidiaとAMDの両方のGPUを載せている変態構成の同士は、RTXのドライバをRadeonより先にいれるようにしてください。Radeonの後にRTXのドライバを入れると自己主張の激しいRTXくんが競合やリソース争奪をしまくりPCがブラックアウトやクラッシュしやすいです。その点、Radeonくんは優等生なのか、RTXが先に居座っていると邪魔しないように大人な振る舞いをしてくれます。

こういった状況のため、25.5.1が少し不安定でスキップしており、25.4.1から25.6.1へのアップデートを行ったため、25.5.1が同じ不具合に悩まされているかは分かりません。

Adrenaline Editionの不具合に関する海外での情報

Adrenaline Editionの海外の情報ですが、Reddit等を覗くとやはり一定数発生している人が多いようです。私の環境で25.4.1のときにはコンテキストメニューに正しく表示されていたのですが、その後の更新で内部コードの修正がされたのかもしれません。検証したところ、実際の不具合はコンテキストメニューよりより深い部分で発生しているようで、Ctrl+Shift+Nで新規フォルダを作成しようとしてもAdrenaline Editionが起動してきます。

多くのコメントでは、レジストリを弄ってAdrenaline Editionをコンテキストメニューから消す、AMDのドライバをクリーン再インストールする、そもそもドライバだけでAdrenaline Editionを入れない、Adrenaline Editionのexeのファイル名を書き換える、などが紹介されています。

このうち、レジストリを弄る方法ですが、上記したようにこの不具合はコンテキストメニューよりより深い部分にフックしたことによる不具合なので、私は検証していませんが恐らく解決しません。

次にドライバをクリーン再インストールするですが、これは後述します。

続いてドライバだけでAdrenaline Editionを入れない方法ですが、これはAdrenaline Editionの不具合でドライバは問題ないため、確かに試す余地はあります。しかし、ドライバの詳細な設定などは出来ないため、あまり良い方法とは思えません。

最後のAdrenaline Editionのexeのファイル名を書き換える方法ですが、こちらは検証していませんが効果はあるようです。要は右クリックをするとAdrenaline Editionのexeが実行されてしまうため、ファイル名を書き換えて勝手に起動できないようにするという話ですね。こちらの方法だとファイル名を変えたexeを起動すればAdrenaline Editionを起動できると思うので、私が後述する方法でも直らなければ試す価値はあると思います。

右クリックで起動する不具合の直し方

わざわざ趣味ブログにまで情報を探しにきた皆さんが気になっている情報はズバリこれだと思いますが、これの解決方法は”ドライバをクリーン再インストールする”です。

恐らく、多くの方が実際に行い、それでも直らなかったためこのようなブログにたどり着いたのだと思いますが、実はこの方法は2種類あります。

一つがAMD Cleanup Utilityでクリーンアンインストールする方法、もう一つがDDUでクリーンアンインストールする方法です。

私も陥ったのですが、ある程度パソコンに詳しい人は、Nvidiaと違いAMDは公式でクリーンアンインストールをするソフトを出しているのだからこちらを使おう、とAMD Cleanup Utilityを使用する方が多いと思います。

しかし、これも結局のところはメーカーが出しているアンインストールソフトのため、何かしらのゴミデータが残っているようです。

私は3回AMD Cleanup Utilityを使ってクリーンアンインストールし、ドライバを入れ直しましたが、こちらを用いた方法では改善されませんでした。

しかし、DDUをセーフモードから実行し、Radeonドライバごと完全に消去した後に、Adrenalin Editionの25.6.3をインストールしましたが、右クリックの不具合は改善されています。

これも検証数が私のみと実際に解決できると言い切ることは出来ませんが、クリーンアンインストールをAMD Cleanup Utilityで実行し、この不具合が改善しない方は一度DDUの方で削除してみると改善する可能性があります。

もしこれでも改善しなければ、次の案として、C:\Program Files\AMD\CNext\CNextにあるRadeonSoftware.exeのファイル名を書き換えて起動出来なくする方法を試してみることをオススメします。

検証はしていませんが、実際に起動しているのはこのRadeonSoftware.exeのため、対処療法としては機能すると考えています。

ただし、私自身が実際に行ったわけではないため、念の為にファイル名を変える前に復元ポイントを設定しておいたほうが良いとは思います。

実際、この問題の解決方法でドライバのクリーン再インストールをすると直る、この方法で直ったというコメントは見かけていましたが、そこの前提に齟齬があるとは思いませんでした。

RadeonユーザーならAMD Cleanup Utilityでクリーンアンインストール出来るという情報をインプットしているため、この落とし穴にハマってしまうのだと思います。

まあ私がこの記事の最後に言いたい文句は、このちょっとしたAdrenalin Editionの可愛い(でも実際はかなり鬱陶しい)不具合よりも、Nvidiaドライバの”自分が主役”主義と最新ドライバが不安定なのか、Radeonとの相性が退化していることですかね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました