最近自作キーボードを作ってみたいと思い設計を行ったのですが,その過程で適当なスタビライザーがなかったので真鍮線から作成しました.備忘録がてら記事にしておきたいと思います.
寸法やパーツなど
使用するキーキャップはMajestouchの日本語無刻印キーキャップです.このキーキャップはスペースキーの長さが4.5uとなっており,対応するスタビライザーは自分で作る必要があります.
まず,スタビライザーの寸法ですが,直径は1.6mmで足は10mmほど取ればいいと思います.あまり長すぎると引っかかってしまいますが,その場合はニッパーで切ればいいので短いよりかは長いほうが良いです.参考として2uの金属パーツを載せておきます.
またスタビライザーの長辺ですが,2mm程度なら遊びがあります.しかし,アールが大きすぎるとスムーズに動かなくなってしまうので気をつけてください.
自作に使う金属線は真鍮線かピアノ線がおすすめです.しかしピアノ線は硬いので真鍮線のほうが取り回しが楽になります.
直径は1.6mmでも良いのですが,金属線が僅かにでも歪んでいると引っかかってしまい回転しなくなってしまうので,1.5mmのほうが扱いやすいと思います.また,コストパフォーマンスは長い真鍮線のほうが良いのですが,真っ直ぐに伸ばすのが難しいので個数が必要でなければ直棒を買ったほうが扱いやすいです.
Majestouchの4.5uのスタビライザーは足の間隔が69mmになるので89mmほどでカットしてください.
カットした金属線の左右10mmにマークをつけるなどをしてから,アールが大きくならないようにペンチを用いて曲げてください.
上が1.6mmのリール線から作ったもので下が1.5mmの直棒から作ったものです.
下のパーツは形が少し歪んでいますが問題なく使用可能です.しかし,上のパーツは引っかかってしまい使用できません.
〆
日本語のスペースキーは長さがまちまちなので欲しいパーツが手に入らないことが多いです.そのうち既存のキーキャップを使うのではなくキーキャップも自作してみたいです.
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